絶不調だったアマルフィ海岸

世界は広い。

こうやって旅をしていると、そう思う。

僕なんてユーラシア大陸の西の端っこ、

欧州の一部の国をちょこちょこ移動しているだけ。

行きたいところが多すぎて(増えてきて)困るけど、

限られた期間とお金の中で、

取捨選択するしかない。

ナポリからだったら例えば、

アマルフィ海岸

イスキア島

カプリ島(青の洞窟)

ヴェスヴィオ火山

ポンペイ

などなど、

見どころはたくさん。

それぞれの場所には、

たくさんのお土産屋やカフェ、さらにはレストランなどの

店が存在し、

いくら時間があっても足りませんな。

時間によって通りの雰囲気が一変したり、

月日が経てば店や都市や町の雰囲気そのものが変わったりもするかもしれない。

大きなところで言えば、

シンガポールはその代表例として挙げられると思う。

そこに、自分にとっての新鮮な場所がある限り、

旅人や旅行者を飽きさせることはないんじゃないか

ふと思った。

…ので、記した。

さ、今回の本題。

ナポリからの日帰り観光。

アマルフィです!
97ポジターノ見に来たかいがあった

日本では映画で取り上げられたことによって、

観光先としての人気が高まったそうです。

僕は、映画には全く興味がありませんでしたが、

本で見たときにその美しさが印象に残り、

訪れてみたい!と感じました。

ちなみに、最初の写真、

約50kmにわたって続くアマルフィ海岸線の

「ポジターノ」

という場所で撮影したもの。

「アマルフィ」ではありません 笑

アマルフィ海岸の一つとして、

ポジターノやアマルフィがあるのです。

でも、広告では「アマルフィ」と言って

ポジターノの写真を使っていることもあるそうです 笑

ナポリからアマルフィへ自力で行く場合、

電車とバスを組み合わせるのが一般的です。

一応、ナポリからアマルフィへ全部バスで行くこともできますが、

日曜日は運行されていません。

僕は日曜に行ったので、

一般的な方法で向かいました。

が。

ほぼ全行程、この旅一番の混雑ぶり。

イタリアの夏をなめていました。

途中、正直かなりつらかったです 笑

ま、順を追っていきましょう。

この日の悪夢は朝から始まります…

朝、起きると

なぜか左目がしっかり開けられない…

こわっ!

おそるおそる鏡の前に立つと、

まぶたが腫れている…

おまけに薬指もかゆくて腫れている…

なんかの虫にやられたようでした。

痛くはなかったので、

眼鏡で過ごして様子を見ることにしました(今は治りました)。

しょぼ~んとしながら、ナポリ中央駅へ。

ここからCircumvesuvianaという電車で

ソレント(Sorrento)へ向かいます(往復7.2EUR)。
ナポリCW時刻表1

ナポリCW時刻表2

と、いきなり切符売り場で列が…

なぜk対面販売、

しかも2ヶ所のみで時間かかります。

1時間15分でソレント駅に到着。

たくさんの人が下車。

急いでバス停に向かいます。

バスチケットをゲット!
2アマルフィバスチケット

ポジターノで途中下車したかったので、

24時間乗車券を購入。

いざ、バス停へ!

ほわぁ~
1アマルフィバス待ち

むっちゃ並んどる。

しかもガチ日なたじゃん。

並び始めて1本目には乗れず、

40分後に無事乗車。

が、しかし。

席が空いてないので、立ちです。

アマルフィ海岸線は、

くねくねした細い道でバスが超すれすれですれ違うことで有名です。

もう大変でした。

始めは山道で、

ここはここで、まっすぐ走ってくれないので、

両手を使って体を支える必要があります。

ブレーキのかけ方も荒いので、

前後左右どこに揺らされても大丈夫なよう

構える必要があります。

しかも僕はバス中央の出入り口前

ポジショニングしてしまったため、

右手の置き場に相当困りました 笑

テクニカルな運転で50分後にポジターノ到着。
3ポジターノ1

山です。

いえいえ、ちゃんと海にも面してますよ!笑
4ポジターノ2

海の色が今まで見たこともないような水色をしていました。

あとで気付きましたが、

ポジターノのメインじゃないバス停で降りています。

とりあえず、下に見える海岸へ向かいました。
5ポジターノ海岸へ

案内の通りとんどん下へ。
6ポジターノ海が見える

向こうに見える海の美しさたるや…

地図を持ってないし、

別の場所にバス停あるのかよく分かんなかったし、

こんなに下りちゃって大丈夫か?

ってくらい下りました。

あー 疲れた。

頭痛が…

だいぶ滅入ってしまいました 笑

ビーチが近くなってくると、

そこへ向かう道も賑やかになってきます。

とあるカフェの2階部分。
7ポジターノ花

太陽の飾り。
8ポジターノ太陽

こんな狭い道が続きます。

車もやっと通れる感じ。
9ポジターノ車に注意

観光客も増えてきた…

暑い、

人が多い、

どこ歩いているのか分からない…

この日一番の絶不調を迎える 笑

とりあえず、何か食べようと考えるも

どこも、たけぇ~~~

やっとのことで、ミニスーパー的なのを発見。

量り売りで昼食ゲット。
91ポジターノ昼食

ぴったり5EUR.

これでチャージしてさらに歩きまわる。

こういう涼しげな服の店が多かった印象。
92ポジターノ服

お皿系もちらほら。
93ポジターノ食器

ポジターノにもこんなお土産あるんですね 笑
94ポジターノ金の

金色のは初めてお目にかかりました。

金の斧、銀の斧的な 笑

そして、ついに。

ビーチへ到着!
95ポジターノ海

ビーチに併設されたカフェをはじめ多くの観光客でにぎわう。

海は文句なしの美しさ。

ただ波が荒かったです。

んで、

振り返るとこれまで歩いてきたであろう場所には

ホテルやレストランがびっしり。
96ポジターノ見上げる

これは地図があっても分からんなきっと。

で、

ゆっくりはできなかったので、

すぐにアマルフィへ向かうことに。

別のバス停に着くと、

そこからの眺めが素晴らしかった

です。

それが最初にのせたこれ。
97ポジターノ見に来たかいがあった

こんな急な斜面によくぞリゾート地ができたもんだ。

それにしても海の色がきれいだな~

ビーチにはパラソルがきれいに並びます。
98ポジターノビーチパラソル

ポジターノ、おわり。

道が狭いのでバス停も小さいです。

最後尾についてしばらく待つと、

ソレントから多くの客を乗せたバスがやってきました。

バス停付近にいた人たちも

いっせいにバスへ群がります。

このどさくさに紛れて横入りしてくる輩もいます。

結局、乗車合戦に負けました。

気を強く持って挑みましょう。

40分後に来たバスには、

遠慮せずにつっこみました。

幸運にも座ることができました。

50分後、アマルフィ到着。
99アマルフィ

ポジターノよりはだいぶ落ち着いた雰囲気。

見ごたえはポジターノの方がありますが、

アマルフィも悪くはないです。

バックにはこんな山々が連なっています。
991アマルフィ山だらけ

アマルフィで観光する通りは、

非常に少ないです。

てか、一本だけ 笑

広場にて、アマルフィ大聖堂。
992アマルフィ広場

上に行ってみます。
993アマルフィ広場を上から

この中に多くの日本人が。

そう、アマルフィへ来てからそこら中に日本人がいました。

若いカップルから年配の方まで年齢層は様々。

教会に入るのは有料だったので、

僕はスルー

そのままメインストリートを散策しました。
996アマルフィメインストリート

994アマルフィ食器

999アマルフィ路地的な

アマルフィはレモンが名産みたいです。
995アマルフィれもん1

995アマルフィれもん2

ここの水は飲めるみたい。
997アマルフィ飲料水

僕も500mL持ち帰って飲みましたが、

問題ありませんでした。

その水飲み場にはこんなミニチュアが飾られています。
998アマルフィ水飲み場のミニチュア1

いろんな表情をした小人がいます。
998アマルフィ水飲み場のミニチュア2

って、おい!笑
998アマルフィ水飲み場のミニチュア3

水飲み場ではなくてトイレでしてください。

ということで、トイレを探します。

ありました。
9991アマルフィトイレなのか

え?笑

あー

きっとあの方、

日本語しか読めないから仕方なく決行したんですね… 笑

にしても、

「Tシャツ」ってなんだよ 笑

この先、行ってみたけどトイレしかなかったぞ。

ま、50セントかかるので使用しませんでしたけど。

周りもちょっとだけ歩いてみましたが、

特筆するものはありませんでした。

ということで、ナポリへ帰ります。

で、

この行列。
9992アマルフィ帰りのバス待ち

当然、一本目には乗れず、

30分待って乗車。

座席確保に成功。

この際、海側かどうかなんてもはやどうでもよかった 笑

これに比べれば、座れただけでも合格。
9993アマルフィ帰りのバス車内

バスは揺れる揺れる…

これ、立っている人たち本当につらいと思う。

観光して疲れた後に、

これを1時間半は地獄ですよ…

当然、途中でポジターノに寄るわけで、

当然、待っていた人たちが群がってきますが、

当然、ほとんどの人は乗ることができません。

帰りは終点のアマルフィから乗りましょう。

これ鉄則!

バスに乗っている身としては、

ちょっとした優越感に浸れます 笑

ソレント駅では落ち着きを取り戻しました。
9994アマルフィ帰りの電車

9995アマルフィ帰りの電車内

そんな感じで超ハードなアマルフィ観光でした。

夏に訪れる際は、心の準備をしていきましょう。

遠慮しすぎると痛い目にあうので、

周囲の空気を読みつつ早めの行動を心がけましょう。

そうすれば、

あの美しい景色を気持ちよく堪能することができると思います。

ナポリ周辺観光は、アマルフィに行けたので満足。

これにて終了。

次はさらに南を目指します!

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